ビジネス バリュー
お客様は、Power Fx 機能でより高い精度を確保し、時間を節約できます。 大規模なデータセットの最大 2,000 レコードに対して UpdateIf
と RemoveIf
を使用できます。 この変更により、最初の 2,000 個のキャッシュされたレコードでのみ機能していた厳密な委任制限が減少します。 これで、関数はデータ ソース全体に対して動作し、 If
条件に一致するレコードが 2,000 件に達したときにのみ停止します。
機能の詳細
作成者は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。 この機能は、すべての新しいアプリでデフォルトでオンになっています。 この機能更新プログラムは、Power Fx の UpdateIf
機能と RemoveIf
機能を強化します。 この機能を使用すると、これらの関数は、基本的な委任不可能なアクションで許可されているよりも多くのレコードを操作できます。 この機能を使用しない場合、これらの関数はローカルで動作し、評価はデータ ソースが取得する最初の 2,000 レコードに制限されます。 たとえば、最初の 2,000 レコード セットのうち 3 つのレコードのみが If
条件を満たす場合、 UpdateIf
関数と RemoveIf
関数はその 3 つのレコードのみに作用します。
この機能を使用すると、これらの関数はローカルで動作し、サーバーに委任されません。 ただし、最初の 2,000 個を超えるレコードの If
条件を下げて評価することで、委任をシミュレートします。 この機能は、一度に最大 2,000 件のレコードに対して、 Update
または Remove
関数の更新または削除アクションを準備して実行します。
この実装では、大規模なデータセット内の任意のレコード セットを更新できますが、一度に変更されるレコードは 2,000 件に制限されます。 Power Apps が大量のデータをキャッシュする場合、 UpdateIf
関数と RemoveIf
関数は 2,000 を超えるレコードで機能します。 If
条件を満たすレコードのセットが 2,000 の制限未満であることがわかっている場合は、この機能を安全に使用してください。
ユーザーは、古いアプリでこの機能をオンにすることも、[ 設定] > [新規 ] セクションでオフにすることもできます。
有効対象:
ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要